事業概況
メディア
メディア事業においては、モバイルゲーム市場の成長鈍化により、長期で運用しているモバイルゲームにおけるPV数が減少しています。一方で、家庭用ゲームやPCゲームにおけるPV数獲得は引き続き好調のため、全体として堅調に推移しています。また、PVあたりの広告単価についても年明けから下落し、直近は回復傾向にあるものの、売上高に影響しました。
主にゲーム会社向けに有料攻略サイト運営やゲーム紹介記事の提供など多岐にわたる商材を提供する「メディアソリューション」では、特に家庭用ゲーム領域における攻勢を強化し、戦略に基づいた新規商材の開発や営業体制の構築を急ピッチで進めてまいりました。しかし、モバイルゲームを中心とした新作タイトルのリリース数や広告費の減少が想定を上回り、売上高は前期比で減少しました。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,275百万円(前期比6.8%減)、営業利益は907百万円(同14.4%減)となりました。

eスポーツ・エンタメ
eスポーツ・エンタメ事業においては、引き続き市場成長が期待されるeスポーツ領域に注力しています。League of Legends部門が参戦する国内リーグの座組が変更されたことによる影響を受けたことや、VALORANT部門のデジタルグッズ収益が翌期にずれ込んだことで売上高は減少しました。四半期ごとのブレはありますが、今後は通期での売上成長を見込んでいます。
また2023年11月には、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe(以下、DFM)」と「Crazy Raccoon(以下、CR)」との包括的業務提携契約を締結しました。この提携により、CRのインフルエンサービジネスのノウハウやアートディレクションスキルを活用し、DFMおよび当社グループのeスポーツ事業をさらに成長させるとともに、国内トップレベルのプロeスポーツチーム同士が連携することで日本のeスポーツ業界の発展に貢献してまいります。
以上の結果、当セグメントの売上高は828百万円(前期比4.8%減)、営業損失は254百万円(前期は営業損失 200百万円)となりました。

新規事業(NFT・回線等)
NFT事業
NFT事業においては、投資先の株式会社Kyuzanよりプロモーション等の受託をしているNFT ゲーム「EGGRYPTO」がリリース4周年を迎えました。アプリの累計ダウンロード数は200万を超え、売上高も継続して成長しています。
2024年5月には、「EGGRYPTO」で入手したレアモン(NFT)を利用可能にすることで、ユーザーの相互流入を見込んでいる「EGGRYPTO X」についての新情報を公開しました。
その他にも、初心者でもNFTゲームを楽しむことができる情報を提供するNFTゲーム専門メディア「GameWith NFT」を運営しています。メディア運用で培ったノウハウやブランドを活かし、 NFTゲームの発展と普及に貢献することを目指しています。


回線事業
光回線事業においては、eスポーツを楽しむユーザーが拡大している中、eスポーツで勝つために必要となる高速で低遅延のインターネット回線の需要を見込み、ゲームを知り尽くしたGameWithによる、信頼性のある光回線を提供しています。2024年2月には、全国の学校向けにeスポーツ部専用「GameWith光eスポーツ部応援プラン」の提供を開始するなど、様々な取り組みを実施しました。
また、新規ユーザー獲得のためプロモーションを積極的に実施しており、ゲーマー向け回線というニッチな市場にも関わらず、順調に申込者を獲得し売上高も急成長しています。
以上の結果、当セグメントの売上高は393百万円(前期比95.9%増)、営業損失は202百万円(前期は営業損失207百万円)となりました。

事業戦略方針
2024年5月期においては、全体の売上高は微減となりましたが、先行投資を積極的に行った新規事業が急成長した年度となりました。
今後も本格的なグローバル進出によるメディア事業の再成長や、メディア事業に次ぐ新規領域での第二、第三の柱の創出、戦略的な投資による収益化の基盤構築を軸に、中長期的な成長に向けて邁進してまいります。
