株主の皆様には、平素より格別のご⾼配を賜り、厚く御礼申し上げます。
国内経済は、一部に停滞が見られるものの緩やかに回復しており、先行きにつきましても、雇用や所得環境の改善に加え、各種政策の効果も相まってこの回復傾向が続くと期待されます。しかし、物価上昇や金融資本市場の変動といった要因には、引き続き一層の注意が必要であると考えます。これらの影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、2025年5月期は、メディア領域における売上高が外部環境の変化への対応の遅れにより減少いたしました。一方で、eスポーツ、NFTゲーム、回線事業といった新規領域は、次の事業の柱となるべく着実に成長を遂げております。その結果、売上高が3,451百万円(前期比1.3%減)、営業損失が196百万円(前期は営業利益67百万円)となりました。
さらに、アプリ外課金事業の開始や京都支店の設立など、更なる成長を目指した新たな事業展開も始めております。今後も企業理念の達成に向け、ゲームに関する様々な領域で事業を拡大してまいります。
MISSION
ゲームをより
楽しめる世界を創る
ゲームに熱中し、ゲームで繋がり、ゲームを仕事にして誇れる。
そんな「ゲームをより楽しめる世界」を、私たちGameWithが創り出していく。
VISION
世界のゲームインフラになる
ゲームをプレイするユーザーにとっても、
ゲームを開発するメーカーにとっても、
GameWithがいなければ提供できない体験や価値を提供し、
ゲームを楽しむことに関わる全ての⼈たちの
インフラのような存在になっていく。
メディア事業にとどまることなく、
ゲームをより楽しむための、あらゆる事業領域に進出していく。
株主の皆様へ
中期経営計画の本格始動
2025年5月期よりスタートした中期経営計画では、「安定的な成長ではなく、加速度的な成長を目指して積極的に投資を推進する」という方針を掲げ、2024年5月期の売上高に対し、2029年5月期には約2倍の70億円とすることを目標に取り組んでおります。
この方針に基づいた新規領域への投資を着実に実施し、これにより新規事業は順調に成長しております。経営計画の実現に向けて、良好なスタートが切れたと捉えております。
一方、既存のメディア事業におきましては、市場環境の変化への対応が遅れた影響で、2025年5月期の第2四半期(中間期)までは厳しい状況が続きました。しかし、PV単価改善を目的とした広告枠の最適化施策などが奏功し、第3四半期以降は回復傾向に転じました。特に第4四半期の平均PV単価は、近年で最も高い水準となっております。
2026年5月期は中期経営計画の要となる1年に
2026年5月期におきましては、既存メディア事業の再成長に注力するとともに、新規領域への必要な投資を継続し、会社全体での利益創出及び黒字化を確実に実現すべく取り組んでまいります。また、中期経営計画の目標に変更はなく、本年度をその達成に向けた基盤を盤石にする1年と位置づけております。
各領域の具体的な戦略について、ご説明いたします。
メディア
直近の売上高・営業利益ともに低下していることが経営課題であり、既存メディア事業の再成長が急務であると認識しております。PV単価は、改善対策が奏功し、2025年5月期の第3四半期以降回復しております。今後も広告単価の改善施策の継続と、ライターの稼働率を最大限に高めることで攻略サイトの立ち上げ本数を拡大し、PV単価とPV数の両面で再成長を実現してまいります。
また、市場のポテンシャルが大きいグローバル展開は今後も注力してまいります。国内最大級のゲームメディアとしての実績を活かし、本格的にグローバル市場でのシェアを獲得することで、既存メディア事業に続く新たな収益の柱へと成長させてまいります。
eスポーツ
国内屈指のeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」は、チーム価値の向上を重視し、積極的に投資を行ってまいりました。その結果、数多くの大会で好成績を収め、国内トップクラスのeスポーツチームとしての地位を築いてまいりました。一方で、収益性の改善が課題となっております。今後は、競争力のある分野への投資は継続しつつ、採算性の低い領域におけるコストの適正化や、安定収益を生み出す新たなビジネスモデルの構築にも注力し、持続的な利益創出に取り組んでまいります。
NFT
株式会社Kyuzanよりプロモーション等の受託をしているNFTゲーム「EGGRYPTO」は、5周年を迎え売上高も順調に成長しております。現在開発を進めております新作NFTゲーム「EGGRYPTO X」につきましては、2026年5月期中のリリースを予定しております。運用中の「EGGRYPTO」におけるARPU(1ユーザーあたりの平均売上)の実績やユーザーの流入を考慮しますと、初期コストは数カ月での回収が見込まれており、本年度はNFT事業単独での黒字化を目指してまいります。
回線事業
事業開始から3年が経過し、累計契約数は6,000回線を超え、十分に利益を上げることができる段階まで成長いたしました。今後は、これまで先行投資として行ってきたプロモーション施策について徹底した効率化を図り、本年度は回線事業独自での黒字化を目指してまいります。
ミッションの実現に向けて
中期経営計画の2年目となる2026年5月期は、当社にとって、より成長するための基盤をより強固なものとする重要な1年となります。これまで築いた確かな礎をもとに、中期経営計画の達成に向けて鋭意取り組んでまいります。更には、その先にある「ゲームをより楽しめる世界を創る」というミッションの実現に向けて、ゲーマーの皆様にとって必要不可欠な存在となるべく、今後も成長を続けてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後も⼀層のご支援ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
