株主の皆様には、平素より格別のご⾼配を賜り、厚く御礼申し上げます。
国内経済は、一部に足踏みが見られるものの緩やかに回復しており、先行きにつきましても、雇用や所得環境の改善に加え、各種政策の効果も相まってこの回復傾向が続くものと期待されます。しかし、中東情勢の影響や、物価上昇、金融資本市場の変動といった要因には引き続き一層の注意が必要であり、依然として先行き不透明な状況が続いております。加えて、当社を取り巻くゲーム関連市場につきましても、生成AIの急速な普及など、環境は大きく変化しております。
このような環境のもと、2026年5月期は、既存のメディア事業が再成長に転じるとともに、eスポーツ・エンタメ事業、ISP事業(GameWith光)、新規事業の各領域が着実に成長・改善いたしました。その結果、売上高は4,047百万円(前期比17.2%増)、営業利益は101百万円(前期は営業損失196百万円)となり、経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を含め、各利益段階で黒字転換を果たすとともに、健全な財務基盤も引き続き維持しております。
また当期には、事業の成長段階に合わせて報告セグメントを「メディア」「eスポーツ・エンタメ」「ISP」の3区分へと再編し、次の成長に向けた基盤づくりも進めてまいりました。今後も企業理念の達成に向け、ゲームに関する様々な領域で事業を拡大してまいります。
MISSION
ゲームをより
楽しめる世界を創る
ゲームに熱中し、ゲームで繋がり、ゲームを仕事にして誇れる。
そんな「ゲームをより楽しめる世界」を、私たちGameWithが創り出していく。
VISION
世界のゲームインフラになる
ゲームをプレイするユーザーにとっても、
ゲームを開発するメーカーにとっても、
GameWithがいなければ提供できない体験や価値を提供し、
ゲームを楽しむことに関わる全ての⼈たちの
インフラのような存在になっていく。
メディア事業にとどまることなく、
ゲームをより楽しむための、あらゆる事業領域に進出していく。
株主の皆様へ
中期経営計画の2年目を終えて
昨年開示いたしました中期経営計画では、安定的な成長にとどまらない「加速度的な成長」を目指し、積極的に投資を推進する方針を掲げております。この方針に基づき新規領域への投資を進めた結果、メディア事業に次ぐ第2、第3の柱として、新規事業が着実に成長いたしました。一方で、外部環境の変化への対応の遅れから厳しい局面が続いていた既存メディア事業も再成長の軌道に乗り、中期経営計画の2年目を黒字転換という成果をもって終えることができました。
2027年5月期は、この黒字転換という成果を土台に、成長領域への投資を継続し、中期経営計画が掲げる加速度的な成長の実現に向けて着実に歩みを進めてまいります。
続いて、各領域の戦略について、ご説明いたします。
メディア事業
メディア事業は、PV(ページビュー)単価改善施策により「メディア広告」の収入が増加したほか、タイアップ商材を中心とする「メディアソリューション」も好調に推移した結果、売上高は再成長に転じました。
当期のタイアップ広告につきましては、大型案件の受注が堅調に増加したことから、今後は大手国内パブリッシャーのオウンドメディア制作を手掛けるなど、IP価値を最大化する商品・コンテンツの創出に努めてまいります。また、攻略サイトにおきましては、ライターの稼働率改善による制作の効率化や広告枠の最適化を推進し、PV数とPV単価の両面から収益基盤を強固なものにしてまいります。
なお、生成AIの普及により攻略情報のあり方が変化する中におきましても、実際にゲームをプレイして得られる当社の「一次情報」の価値が損なわれることはなく、独自の強みとして最大限に活かせるものと確信しております。AI技術を効果的に融合させることで、人とAIが共存する新たなゲーム攻略プラットフォームの実現を目指してまいります。
eスポーツ・エンタメ事業(DetonatioN FocusMe)
株式会社DetonatioNが運営するプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」を擁する当事業は、大会賞金による高額収入が増加したほか、タイアップ案件の獲得やスポンサーシップの拡大が進んだことで、大幅な増収と収益性の改善を実現いたしました。eスポーツのオリンピック種目採用に向けた動きなどを背景に、今後も市場の拡大が見込まれています。当社は主力の「VALORANT部門」を中心に「世界で勝てる」チームを目指し、投資を継続するとともに、BtoB領域における企業との共創関係の構築を進め、中長期的に大きな収益を生み出す事業へと育ててまいります。
ISP事業(GameWith光)
光回線サービス「GameWith光」を中心とする当事業は、契約者数の順調な増加と事業運営の効率化により、収益性が大きく改善いたしました。事業開始から4年が経過し、累計契約数は約6,900回線に達しております。今後は、これまで先行投資として行ってきたプロモーションの最適化を図り、事業単独での黒字化の実現に取り組んでまいります。
その他(NFTゲーム「EGGRYPTO」)
株式会社Kyuzanよりプロモーション等の受託をしている「EGGRYPTO」に関する当事業は、主に運営費の最適化により収益性が改善いたしました。「EGGRYPTO」は6周年を迎え、カジュアルなゲームにNFT要素を加えて収益化するビジネスモデルが確立されてまいりました。このノウハウを活かした新作「EGGRYPTO X」につきましては、2026年秋のリリースを予定しており、事前登録の受付を開始しております。既存タイトルの安定運用と新作の投入により、事業のさらなる成長を目指してまいります。
ミッションの実現に向けて
2026年5月期は、全社での黒字転換という重要な節目を迎えることができました。これはひとえに、株主の皆様の温かいご支援と、各領域における着実な取り組みの成果であると考えております。
引き続き、成長領域への積極的な投資を推進し、グループ全体での持続的な企業価値の向上を目指してまいります。そして、その先にある「ゲームをより楽しめる世界を創る」というミッションの実現に向けて、ゲーマーの皆様にとって必要不可欠な存在となるべく、今後もさらなる進化を追求してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援ご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
